社員紹介

日々の業務で実感する
国防を支える喜びと誇り

プラットフォーム事業部
2022年入社

S.H

商社に勤める親類が何人かいてよく話を聞いていたので、小さい頃から商社の仕事に親近感を持っていました。就職先としては広告代理店も考えましたが、就職活動を進めるうちに自分には商社の方が向いていると感じて、商社業界を第一志望にしました。大学のヨット部で主将を務めた経験から、人と人の間で意見を調整したり、交渉したりすることにやりがいを感じていたからです。秘匿性の高い情報が多くて、外から見えにくいのが当社の弱みですが、国や大手メーカーと取引をしていることが安心材料になりました。採用の過程で、どの会社よりも自分を高く評価し、必要とされているのを感じられたのが就職の決め手です。

Q.1-Work and rewarding

現在の仕事とやりがい

プラットフォームとは航空機の機体を意味しますが、私の所属部署が機体を製造しているわけではありません。機体を製造するメーカーに部品を納めていることからプラットフォーム事業部という名称になっています。扱う部品は戦闘機の脚やヘリのブレード(羽根)、コックピットのディスプレイなど多岐にわたり、お客様との取引は2年から5年くらい先まで契約で決まっています。私たち営業の主な仕事は、厳格に決まっている納期を守るために部品の仕入先をコントロールし、不測の事態が発生した際に迅速に対応することです。もし、部品の納品が遅れて機体の製造が遅延したら、安全保障に影響する可能性があります。常に緊張感を持って日々の業務に臨んでいますが、国防という大きな政策の一端を支えていることに喜びと誇りを感じています。

Q.2-Success stories and failure stories

仕事での成功談や失敗談

ある仕入先から、誤った材料で製造した部品を納入していた可能性があると報告を受けたことがありました。安全に直結する部品ではありませんが、30年以上にわたって使用されている部品のため、本当なら大問題です。納品先の機体メーカーに報告する前に仕入先へ行き、3日かけて徹底的に調査しました。その結果、最近納品されたものだけが誤った材料を使用していたことが明らかになり、事後の対策まで詰めたうえで機体メーカーに説明したのです。私たちが無暗に騒がず、筋道を立てて迅速に対応して影響を最小限に抑えたことで、仕入先はもちろん、お客様である機体メーカーからも感謝されました。万一の事態に対応するノウハウを持っている当社の強みを感じるとともに、失敗を未然に防いだ成功例として強く印象に残っています。

Q.3-Dreams and goals

これからの夢や目標

いま、防衛予算の拡充が話題になっていますが、少し前までは縮小が続いていたため、多くの部品メーカーが撤退していきました。予算が急に増えても、仕入先の人材や技術の不足は解決できません。そうした状況において、私たちが付加価値を提供する場面が多くなってきました。私たちはグローバルな視野で製品や技術の調達先を拡大し、長い歴史の中で培ってきたネットワークやノウハウ、住友商事グループ内の連携など、さまざまなソリューションを提供することができます。防衛産業というセンシティブな領域だけに制約もたくさんありますが、私はそれを乗り越えることに面白さを感じています。もっと経験を積んで、知識を増やし、お客様や仕入先の戦略にまで深く踏み込んで、リードしていける営業になることが目標です。